双子出産当日・緊急手術までの経緯
2015/09/02
前記事からの続きです。
朝、再度モニターを取る。相変わらず6-7分間隔で張り。
とりあえず、DRの判断が出るまで、朝食は延食ということで、お腹が減りつつ判断待ち。
お水も8時を最後に取らないでくれと言われ、することもないのでいろんな人にLINEで前情報を流しつつ、ひたすら待つ。変わらず張りは続いている。
しばらく経って、先ほどの看護師さんが戻って来て、「お食事出しますね!」と言われる。今日手術にならないんだなあ、張っているけど…と、残念なようなほっとしたような気持ち。
朝食は2時間経つと下げられてしまうらしく、代わりの食事が出てくるのを待っていると、日勤帯の別の看護師さんがやって来て、「pikaさん、お食事やっぱり、ちょっと待っててください!」と言われる!
え!やっぱり、やるの?やらないの?!ドキドキ
ナースステーションに近い病室だったことと、ドアが開けっぱなしだったこともあり、看護師さんたちのバタバタとしたやり取りが聞こえてくる…。
「I先生から連絡きた?」「まだ」「いや、今日pikaさんのカイザーやります」「誰か言いに行った?」「まだです」etc…
や、やるんだ!やっぱり!なんかそんな話聞こえたぞ!と内心ドキドキ。
その頃、同室のみんなはちょうどモニタータイム。おなじみの心音が病室にこだまする。
しばらくして、主治医のI先生登場!
「今日の採血でCKが300と上昇していて、これ以上引き伸ばしてもお母さんの負担が増えるだけなので…。胎児ももう、外に出てきても安心な週数になっていますし、もし今日ご家族が集まれるようであれば、今日の2番目の枠で手術をしようと思います。おそらく、昼過ぎになると思います」
「ご家族に連絡を取ってみてください」
とのこと!!ヒエー、とうとう来た。
すぐに夫と母親に連絡し、二人とも来れるとのこと。
今日、やりましょう。と、いうことに。
部屋に戻っていくと、すでに手術と聞きつけた麻酔科の先生がプレメディにやってきている(笑)
もはや立ち話で、術前の問診(喘息、アレルギー、義歯はないか等)がなされる。腰椎麻酔で行い、麻酔が効きにくい場合は全身麻酔になることもある、とのこと。
前の日に麻酔のことを調べていたこともあり、もうおまかせします、という気持ちで5分程で話は終わる。
ちなみに多摩では血栓予防で術後にヘパリンを使うため、硬膜外麻酔は入れないようです。その代り、腰椎麻酔に麻薬(モルヒネ、フェンタニル)を使うため、通常の腰椎麻酔より効きが長い、と私の読んだ論文には書いてありました。実際、術後の痛みは安静にしていればほとんど気にならないレベルで、よく効いていました。
術後は個室を希望していたので、看護師さんにそう伝えると、もう今から個室移動して手術待機します、とのこと。モニタタイムのため同室のみんなに挨拶もできず、バタバタと隣の個室へ移動。
術衣(紙、ぺらぺら!)に着替え、剃毛(けっこう下まで剃られた…)、点滴の差し替え(22Gから18Gへ、太いけどそんなに痛くなかった)、そして手術に向けて、点滴がウテロン4A 20→15ml/hへ減量!けっこう張ってるけど、仕方ない。
側管からは更に、リンゲル液が結構な勢いで負荷される。手術って感じ。
あとはひたすら、待ち。
手術決定が9時半すぎ、部屋移動が10時頃、その後11時に母・姉が到着し、12時頃夫が到着。
2件目の手術でお昼頃と聞かされていたものの、まだ1件目の手術も始まっていないらしく、昼を過ぎても待ちの状態。もちろん食事は取れず。
まだまだ呼ばれなさそうなので、母たちには食事を取って来てもらうことにして、夫はコンビニで買ってきたものを病室で食べる。そのうち、張りが強く、痛みを伴うように。
午後に入り再度NST。5分間隔くらいで定期的な張りが来ている。
私が痛がっているのを見て、看護師さんがDRを連れてきて、病室で寝たまま内診。子宮口は1横指しか開いておらず、これなら待っている間にそのうち手術になりますよ、と。これは、陣痛なのか…。
2時をすぎ、ようやく1件目が始まったとのこと!手術自体はだいたい小一時間なので、私の手術は3時すぎ頃か…いよいよだなあと思いつつ、痛みに耐えながら待ち。
3時半になり、とうとうお呼びがかかる!いよいよ!
トイレを済ませ、車いすで同じ階の手術室へ移動。
母・姉は、周産期センター前の待合で別れ、夫は手術室前の廊下まで付き添ってもらう。
入口でオペ看らに囲まれ、名前・手術の確認。いよいよだな、と思う。
長い間お供だった、ウテロンとマグセントが、ここに来て外れる。今まで、ありがとね。
確認を終え、いよいよ手術室へ。夫に手を振り、車いすのまま私は手術室へ。
いよいよ、出産です。