双子出産・退院後~双子退院まで
2015/10/21
先週末、双子達が他院し、双子と過ごして一週間が経ちました。私は車で1時間半ほどの実家に、退院日に里帰りしました。
心配していた初めての車移動も、細かい振動が逆に心地よいのか、帰宅までぐっすり寝てくれ、休憩を挟むことなく帰れました。退院に合わせて遅めの時間にミルクをあげてくれたGCUのみなさんのおかげです。沐浴指導から授乳のアドバイスまで、本当に色々よくしていただいて、感謝です。
私の退院から双子の退院までのことを少し触れたいと思います。
双子GCU入院が双子育児の準備期間に
うちの双子は2300g弱で産まれ、低血糖のためGCUに入院しました。その後、低血糖は改善するも、双子の一人が哺乳力不足だったため、私の退院から双子の退院まで2週間弱かかりました。(トータルで3週間弱)双子退院時の体重は、2500g弱。哺乳力の弱い弟君の方が100g程軽め。ミルクの量は60~50cc。
その間、体をゆっくり休めつつ、入院中食べたかったものを食べつつ、搾乳して毎日病院へ届ける生活。
GCU入院になり良かったことは、沐浴やオムツ替え、直母などをゆっくり指導してもらえたこと。体を休め、双子育児のための準備期間にあてられたこと。管理入院前にやり残したことをやれたこと。
双子退院時には、まだ少し体力不足は感じるものの、普段通りの生活を出来るレベルには回復。咳をしても起き上がっても退院時から傷の痛みはありません。
入院中に準備したもの/買い足した物
準備で色々とベビー用品を買い足したりしました。
哺乳瓶乳首
哺乳瓶の乳首をSS~Mまで買いそろえたものの、退院時に結局使っていたのはMサイズの乳首。ということで、SS~Sは不要になってしまいました。(SはMでむせた時にまだ使うかも)なので、この辺りは退院前に確認して準備した方が良かったなと思いました。
粉ミルク
粉ミルクも病院と同じメーカーのものを買おうと思っていたものの、特定のメーカーはなかったようで教えてもらえず、結局自分で選んで決めました。
抱っこ紐
抱っこ紐はエルゴとインファントインサートを二つずつ用意していたのですが、インファントインサートは3kgから使用可能ということを知り、急遽横抱きの出来る抱っこ紐を二組買い足しました。結局退院時は車までおくるみで抱っこし移動したので使いませんでしたが、来週の1ヶ月健診には役に立ってくれそうです。
搾乳器について
帝王切開の場合、術後当日から乳首のチェックが始まり、入院中から乳首マッサージと搾乳が始まります。きちんと絞れるようになったのは術後数日してからでしたが、出るようになるまでは手搾りで。出るようになってからは産科病棟で指導用に貸し出しされているメデラの手動搾乳機を少しの間お借りしました。(こちらは指導用のため長く貸し出せず、下のコンビニで購入するよう促されました)
私は産前からピジョンの電動搾乳機を購入していたためそちらを夫に持ってきてもらい、入院中から使用しました。
わが家の双子は早産だったこともあり哺乳力が弱く、ミルクも上手く吸えなかったため直母の練習が始まったのは私の退院後すこししてからでした。その後もうまく直母で吸えるようになるまでに時間がかかったので、退院後も搾乳機が活躍しました。
メデラシンフォニー
GCUにあったメデラのシンフォニーは、両胸いっぺんに絞れるので時間短縮になって良いのですが、時々片胸だけうまく絞れていないことがあったり、乳首にうまくフィットしない時があったり(病院にある吸引ユニットの問題?)。吸引力はピジョン電動(6段階)よりも弱〜強まで細かく設定でき、音はほぼ無音。
ピジョン電動で30分・50~80cc取れるところ、メデラ・シンフォニーは10~15分で40~50cc。レンタルすると月7500円程かかり、なおかつ吸引ユニット(胸に着く部分)は買い取りで3000円弱かかります。時間短縮を考えると、哺乳力がしっかりしてくるまで1〜2ヶ月ほどレンタルしても良いのかも。また、余裕があればこの辺りもレビューしてみたいです。ちなみに私は手搾りが下手らしく、手搾りだと10ccも取れません…。
追記(2015/9/6)
結局この後シンフォニーをレンタルすることはありませんでした。
搾乳は子供たちが3ヶ月になる頃まで続けていましたが、そのうち疎かとなり、なんとなく直母で吸える分だけ与えるようになりました。うちの双子たちはあまり直母が好きでなかったようで、その後6ヶ月すぎた頃に自然と卒乳になりました。
ピジョン電動搾乳機レビュー
私の買った搾乳機はこちらのタイプです。
音は携帯のバイブ音程度なので、外出先のトイレの中で使用しても、夜子供の近くで使用しても問題ないレベルだと思います。乳頭マッサージ後に搾乳すると「準備モード」をすっ飛ばして搾乳できるので時短になります。吸引は6段階で調節できますが、段階2~5を主に使用しています。
電源はACか単三電池で、私はエネループを2本入れて使用中。ただし、電池の残量がなくなってくると、徐々にさり気なく吸引パワーが落ちて来て、搾乳効率が下がるので、こまめに電池を替えるかAC電源で使うかが良さそうです。
メデラハーモニー(2015/9/6 追記)
入院中数日こちらのメデラの手動のものをお借りし使用していましたので使用感を少し。
やはり高いだけあってかハンドルを押した時の感じが「ふわっ」として自然に絞れる感じがします。搾乳機としては初めての利用でしたがよく絞れ感動したのを覚えています。病院でもこちらの物をお勧めされているようでした。手で絞るよりも効率よく多量に絞れます。
ただ欠点としてやはり手動なので手は疲れます。入院中、自前のピジョン電動搾乳機を持ってきてもらう間だけの使用でしたが、産後すぐということもあってか手首が疲れ、電動に替えてとても楽になりました。その他気になった点としては、洗い替えパーツの組み立てが直観的ではなくピジョン電動と比較して難しかったのと、パーツの一部である弁が薄くすぐ破れそうだったのが気になりました。
搾乳機はレンタルor購入?電動搾乳機って必要?(2015/9/6 追記)
電動にするか手動にするか迷う方もいるかと思うので念のため私の場合どうだったか振り返ってみたいと思います。
一般的な搾乳機というと購入の場合、手動のもので2~3000円台から、電動だとピジョンの物が安く6000円前後、メデラ製は高く2万円台が相場です。(メデラは手動でも6000円前後します)
レンタルにすると上述のメデラシンフォニーにしても直接胸に触れる部分(哺乳瓶とチューブ)は買い取りが必要なパーツなので、トータルの値段で考えると1ヶ月で1万円近くかかってしまいます。
搾乳は、搾乳作業 ⇒母乳の保管(冷蔵/冷凍) ⇒機器の洗浄(手洗い/消毒) と作業が多く骨が折れます。哺乳力のあるお子さんであれば搾乳機の使用は短期間で済むと思いますが、早産など通院が長期になる場合にはやはりあると便利です。手搾りよりも効率が良く、電動であれば胸に当てるだけなので、少しぼーっとする時間が持てます。私の場合は3か月間お世話になりました。
直母を吸える子かどうか、搾乳は手搾りでも充分取れるのかどうかなど、この辺りは産まれてからでないと分からないので、産後に準備しても良いアイテムだと思います。
電動搾乳機にする場合レンタルにするか購入かで悩むと思うのですが、あまり長期になると逆に高くついてしまうので、思い切って買ってしまっても…とは思います。どのくらい使用することになるか予測しづらいのが難点ですが。
ピジョン電動搾乳機はその点コスパが良く、メデラのような多段階調節はできませんがそれでも充分に搾乳できました。電動搾乳機が良いけれど使用期間もわからないし値段がちょっと…という方にお勧めです。
直母のこと、冷凍母乳の運搬について
退院後一週間で、双子は体重がそれぞれ3kg弱、2.5kgになり、哺乳が苦手な弟君も70mlを完食できる回数が増えてきました。直母はまだ今一つですが、3kgのお兄ちゃんはとても上手に直母できるようになり。GCUで直母指導を受けた時、「子供の体重が3〜4kgになれば、上手に乳首をくわえられるようになるので、それまで母乳の分泌を保つように搾乳を頑張って!」と言われましたが、まさにその通りでした。
冷凍母乳の運搬は、私の場合病院まで30分かかりますが、宇都宮餃子の入っていた小さい発泡スチロールの箱に保冷剤をつめて運びました。これに入れると、保冷剤は3時間程溶けずに保冷されます。なかなか優秀です。
退院にむけて、ふれあい室の利用で双子育児を体験
双子退院が決まってから、育児に慣れるために、親子ふれあい室という病棟の個室のような作りの部屋で親子3人で過ごしました。付き添いの人も含め宿泊が可能でしたが、退院直前だったので体力温存のために日中のみ利用しました。余裕があれば、泊まりで利用すると育児の感覚が持てて良いのではと思います。
最後に
2.3kgから3kgになったお兄ちゃんを見ていると、体つきも表情もまるで別人なくらいまんまるになり、一般の赤ちゃんの貫禄がついてきました。早産、低出生体重児になりやすい双胎妊娠ですが、お腹の中にいたらまだ見られなかったはずの我が子の可愛い姿を、早くから沢山見られると考えると、お得だなと思います。これからの成長が楽しみです。
取り止めのない雑文ですが何かの参考になれば。