続ピカ待ち☆MD twin DIARY

新鮮分割胚移植で授かった我が子は、一卵性の双子だった! 妊娠経過や日々の記録、まとめなど。

双子出産当日・帝王切開術後

      2015/09/02

出産体験記・前回記事からの続きです。

家族に囲まれ、子供の写真を見せてもらい、新生児室での様子などを教えてもらう。胸から下はまだ麻酔が効いており動かず。両手は動くので、携帯など必要なものを手元に寄せておいてもらった。

しばらくすると主治医が現れ、診察。まだ麻酔の効いているお腹をぐいぐいと押す。

「双子ということと、直前まで子宮を弛緩させる薬を使っていたことがあり、術中少し子宮の戻りが悪かったのですが、今はそうでもないようです。子宮を収縮させる薬をしっかり使いますので、少し痛いかもしれません」と説明あり。痛いのか…。後陣痛とか後産と言われるやつですね。

麻酔が効いている今のうちに、と、子宮のマッサージをされるも、腰椎麻酔のおかげで全く痛みはなく。麻酔切れるの恐いなあ。

その後も数時間おきに看護師さんが現れ、子宮底の確認→マッサージ→お腹のアイスノンを交換、の繰り返し。押すと中に溜まっていた出血が出てくるようで、念入りに押される。その都度、産褥パッドの交換。

足はピリピリしているものの、徐々に感覚が戻って来ている感じあり。そのうち、押されると少し痛いかな?と感じるように。

私の読んだ文献には、モルヒネを使った腰椎麻酔の場合に最初の鎮痛剤を必要とする平均時間は5時間、と書いてあったので、たぶん本来なら8時半すぎくらいまでは鎮痛されてるのだろうなあと思いつつも、ビビりな私は6時すぎに早々に痛み止めをお願いする。正直まだそんなに痛くないけど。

鎮痛はペンタジンとアタラックスP。投与されたのは初めてだけど、意識がドロドロ状態に。半覚醒だけど思考が混線してやや訳分からないことを考えてる状態。寝たり起きたり。会話はできなくはないけど、やっと、といった感じ。

そんななか、子供たちは低血糖のためGCU入院が決まってしまい、夜遅くに当直の小児科DRが部屋を訪れる。幸いまだ面会時間で夫も母も部屋にいたため、一緒に説明を聞いてくれたけれど、私は言われてることは分かるものの瞼が重くて必死。そんな状態を察してか、途中から完全に夫に向けて説明を始める先生(笑)

半分寝ながらも質問をし、宜しくお願いします、と言って力尽きて寝る。夫はその間、GCUの入院手続きへ。またしばらくして部屋を訪れた小児科の先生が、子供たちを部屋に連れて来てくれた。

ちっちゃくて、可愛い。私の横に一人ずつ寝かせてくれ、少しだけ触れ合うことができた。やっぱり、やわらかくてあったかい。子供たちも一仕事終えて疲れた様子で、眠っているようだった。そのまま子供たちは隣接されている小児病院へ連れて行かれてしまった。

今後、面会はそちらのGCUまで行かなければいけない。一通りの検査で特に異常がなく、早産・母体への負担(CK上昇など)による低血糖と思われる、とのこと。2週間程の入院になるということだ。

GCU入院の手続きも終わり、夫が戻って来た頃には既に面会時間も過ぎてしまっていた。看護師さんに促され夫と母は帰宅。部屋に一人になり、寝たり起きたりしながら、時々スマホで時間を確認しながら夜を過ごした。

本来、回復を早めることを考えれば寝がえりをうつべきだったのだろうけれど、その日の担当看護師からは特に促されることもなく。私も鎮痛剤でやや朦朧としていたので、ずっと仰向けの状態。寝ているぶんには、痛みを感じず。

ただ、数時間おきに看護師がお腹を押しに来るので、その時だけはベッド柵を握りながら痛みに耐える。乳頭のマッサージもされるのだけれど、これも結構痛い…。

一度鎮痛剤を使うと6時間は使えないので、12時過ぎにまた滴下してもらうようお願いしたのに、実際持ってきてもらえたのは1時頃。押さなければそんなに痛くないとはいえ、いつ来るんだろ…と思いながら待つのは結構嫌だった。

鎮痛剤が追加されると、またドロドロ状態になり、そこからはほとんど寝てしまっていたようだった。明け方、酸素マスクが蒸れて外してしまったらSpO2(酸素飽和度)が下がってしまったらしく(笑)やってきた看護師に鼻カヌラに替えてもらった。

飲水できなくても喉が乾燥しなかったのは、酸素マスクで湿気が保たれていたせいかな?

ただ、痰がからむ感じがあったので、二度ほど寝たままうがいをさせてもらった。水が飲めなくても、うがいをするだけでも随分気持ちが違う。

そうこうしている間に朝になり、激痛で眠れないのではと心配していた手術当日の夜は、鎮痛剤で朦朧としている間になんとなく終わったのでした。

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