突然の出血
2015/10/21
11月26日。10週3日。この日は、分娩予約をした産院での検診初日でした。
不妊専門クリニックで陽性判定をいただいて以来、腹痛や出血の症状なく過ごしていた私は、この日も普通に検診を受け帰宅するつもりでいました。次回の分の、1ヶ月後の予約ももう取得ずみです。
実家から母が付き添いに来てくれると言うので、私が先に受付をし、時間差で来てもらい落ち会うことになっていました。
産院は、都内の無痛分娩で有名な病院です。心拍の確認できた6週の時点で予約をし、既に6月の分娩予約としては39番目でした。私の予定日は、6月21日です。
緊張しながら病院へ向かう途中、少し気持ちが悪いかな、という程度でとくに体調の変化は感じず。産科の受付で諸手続きを済ませ、年配の看護師さんから尿検査の説明を受け、カップを手渡されトイレへ。尿検査はもう慣れたものなので、手早く取ってからふと、カップに目をやると。
なんと尿が真っ赤。
突然の出来事にうろたえ、ティッシュで拭き取ると…。
量こそ多くないものの、真っ赤な鮮血！
これまで全く何の兆候もなかったのに…。
焦りつつも、初期の出血はよくあること、と自分に言い聞かせる。
こんな真っ赤な尿で尿検査出来るのかな。でももう仕方が無いので、小窓に提出しトイレの外へ。
すると、私を探していた母と偶然合流することが出来ました。
「あなた、待ち合いにいないから、探しちゃったわよ〜」と母。
思ったよりも冷静な自分がいましたが、それでもこの時、来てもらって良かった、と思いました。でも、こんな出来事は、これから起こる一連の事件の、ほんのはじまりに過ぎなかったのです。